
◇ 目次 ◇
❚バックドラフトとは
バックドラフトとは
室内で火災があり、窓やドアが閉められて密閉された空間に
ドアを開けるなどをして、いきなり酸素が入り、起こる爆発現象です。
ここで、説明する“バックドラフト現象”は
セルフ・コンパッションを始めるにあたり
心のドアが開かれ始めるときに感じる、摩擦のようなものです。
私にとっては、恐怖であり、全てが《自分》でした。
❚私は、自己否定的なひと

私は、自己否定的な考えを根っこにしっかりと抱いて
大切に育てながら生きてきました。
「無価値」「無能」「無意味」
そんな、空っぽな自分自身にどんな言葉をかけるでしょう?
優しく?
慰めるように?
微笑みを言葉に込めて?
ありえない。
真正面に、力なく棒立ちして見下ろしながら、言葉を吐き出す。
その言葉は、
脳に張り付いて、心をすっぽり隠してしまいます。
何枚も重ねられて、何十にも覆われる。
何かから、守るみたいに
分厚くなりました。
❚私の、バックドラフト

自己否定で、厚く覆われた、私の心には、
優しい言葉は、猛毒かと思うほど苦しみをくれました。
「黙れ、触るな、近寄るな!」
叫びすぎて、狂いそうになるくらいに
最悪な気分にしてくれます。
最後には、
「もういいから、ほっといてよ。」
引きこもって、何が悲しいのかも分からなくなるまで
一晩中涙が、止まらなくなるほど消極性にどっぷりつかります。
それは、《無価値な自分》が悲鳴をあげているからです。
「そんな言葉は、必要ない。」
「“無価値”なんだ。生きている意味なんてない。」
「“無意味”で“無能”なんだ。」
「誰が何といおうと、私はみんなと違う。何もできない。」
《無価値な自分》は、
付き合いが長いほど、深いほど、苦しく長い時間を
「無理だ。できない。ありえない。ない、ない、ない。」
騒ぎ続けるかもしれません。
その期間、怒りや、絶望、消極的な考えで
全てをやめてしまいたいと思うかもしれません。
❚私の、第一歩

セルフ・コンパッションは、
騒いで、悲鳴をあげる《無価値な自分》を
追い出そうとするのではありません。
《無価値な自分》に対して、
昔から親しい友人に対するように、
思いやりの心をもって、声をかけます。
自分の中に住んでいる《無価値な自分》に気づいて
騒いでも、何を言ったとしても
寄り添い、肩を抱くように
そっと、声をかけ続けます。
これが、セルフ・コンパッションでの
はじめの一歩であり、はじめに出会う“自分”になりました。
Spirituality&Health:
私は、友達に紹介してもらったセルフ・コンパッションの本を参考に、個人の経験の一部をここには、書いています。
私が、何度も読み返している本です。
題目:セルフ・コンパッション-あるがままの自分を受け入れる-
著者:クリスティーン・ネフ/訳:石村郁夫・樫村正美
参考にさせてもらった、Homepageです。
https://www.spiritualityhealth.com/blogs/the-present-moment/2018/08/07/navigate-the-backdraft-of-self-compassion
Navigate the Backdraft of Self-Compassion | Spirituality & Health :
https://www.spiritualityhealth.com/blogs/the-present-moment/2018/08/07/navigate-the-backdraft-of-self-compassion
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