
シワの数だけ愛をこめて
著者:アーマ・ボンベック/Erma Bombeck
訳:仙名紀(せんなおさむ)
出版社:主婦と生活社
アメリカの学校では、よくお芝居を使った授業があった?あるみたい。
そのたびに、アメリカンママは、ディズニーの魔法使いみたいに、
腐ってないカボチャと割と、キレイめのネズミ
捕まえてきて、ビビデバビデブーを言う…のではなく。

想像力で、
《虫歯》
《ミスター親切》はたまた、
《憲法修正第一六条》の衣装を子供に見立てて、学校に送り出す。
私は、
アメリカンスクールで、ランチにサンドイッチとか持って、
宿題がほとんどない学校に通って、英語ペラペラ…から
ほど遠—————————-い、
日本生まれの日本育ち。
純粋な侍国人。で、ござる!たてまつる!…ルールル、ルルル、ルールル

…あぶない。徹子さんのお部屋に、お邪魔するところだった。
戻ります。
こんな私でも、アメリカの生活を垣間見れちゃう!
とても自然にスイスイ読んでは、
「アッハ」とか、声出して笑っちゃうくらい

(息ちゃんと、できてる?大丈夫?って心配になるくらい、いきなりツボがくる。)
アメリカの母親、主婦の視点で、普段の生活を面白おかしく、描かれた本だ。
この本は、アーマ・ボンベック(Erma Bombeck)さんの、
新聞に掲載されてきたコラムを集められた本だそうです。
私は、この本を読んで、アーマさんが大好きになりました。
素敵な人。
一つ、私のお気に入りの一部を紹介しましょーう。
アーマさんの息子さんが、あの日
「言い忘れてたけど、今日授業でお芝居があるんだ。」
朝になって、カミングアウト。「なんの役なの?」
落ち着いて、アーマさん。
「ぼく、《分詞》になるんだ。」
考えられます?
《分詞》
分詞の衣装?
アーマさんの息子くんのお友達は、《名詞》になるらしい。
その《名詞》を、修飾する《分詞》らしい。
私は、ここで思わず吹いちゃうんです。
この後の、アーマさんと息子くんのやり取りも面白い。
アーマさんのコラムの中には、
親の立場で、
子供の成長をどのように見守ってきたのか、
先輩ママとして、アメリカのママさんや、時にはパパさん達への
「大丈夫よ。心配しないで。誰でも、初めては、あるんだから。」
声が聞こえてくるような、あたたかなメッセージもたくさんあります。
2020年からコロナの渦の中、
ママとして、パパとして、一人の“ひと”として頑張っている方に
読んでもらえたらいいな。と思って、紹介しました。

アーマさんの本は、13冊発行されているそうです!
翻訳は、6冊!…現在は、何冊まであるんでしょう?
よっしゃ、探してみよっと。
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