著者:安田弘之 / 出版社:秋田書店

こんな人と、友達になりたーい。
読めば、よむほど
彼女の深さに心地よさを感じてしまう。
ちひろさん。元風俗嬢で、現在は弁当屋で働いている。
風俗と聞いて、
「こりゃ、私の専門外。の方」
「眉間にしわが、寄った方。」
「バイバイの方」
引き留めは、しません!
私は、読みますけどね!
だって、
今は、弁当屋さんですよ?
あれ?そういう問題じゃない?
あはは。
漫画の中でも、
ちひろさんが、「元風俗嬢です。」って言った時の
相手の反応が、表情様々に出ているんです。
私は、ココで激しく共感。
「うっは~~、いるいる!」
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私は、不登校歴が長い分(詳しくは、こちら。どうぞ!)
「私、不登校です。でした。」
言わなかったんです。
隠して生活していた期間が、長いんです。
最近まで、ほとんど言いませんでした。
とりあえずは、
“めんどくさい!”が、正直な気持ち。
何が、めんどくさいって?
“哀れに思われること”が、
私を、一番最悪な気持ちにしてくれました
。
優しさってわかるんですけどね。
お前に、私の何がわかるん…なんちゃら、ホイ!
そんな、気持ちになるんです。
ちひろさんは、
目を見たら、全て書いてある。
漫画内で、夜の公園でブランコしながら、言ってます。
そこで、見られた子が思ったことを、ポツリ…
すごい、いい匂いがした。
そっちかよ!
ちひろさん、いい匂いしそうだよね!笑。
ちひろさんは、いい匂いのする素敵な大人なんです。
なんですけどね…。

大人になって、公園の鉄棒に足引っかけて、頭に血を巡らせたことありますか?
海に行って、一人で、“うっま!”びっくりする弁当を食べてそこで働こう!思うままに、自由に本当に、働いたことありますか?吐くべき愚痴も、言っていい“助けて”も言わないで笑顔のまま、静かに壊れていった優しくて強い人たちに出会ったことありますか?
“ちひろさん”は、問いかけられるようなこと
胸に、まっすぐ飛んでくるものが多いんです。
それは、一人の人の、背景をしっかりと描かれた
そんな漫画だからだと思うんです。
ある女子高生は、今どきの女の子。
優等生で、友達も多い。
週末は、家族でお出かけ。
栄養のとれた食事。
理想的な、家族。
そこで、
何か生きづらさを感じている、女の子。
本当は、わかっていたんです。
“理想的な家族を”演じている、家族。
反発は、暗黙の了解で許されない。家庭。
『嫌なものを、嫌というのは、わがままですか?』
彼女の、一言です。
この漫画で、描かれる
一人ひとりの登場人物。
一言、ひとこと。
色々な人に、聞いてほしい漫画です。
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