何年前の漫画だよ。面白いじゃん。シリーズ②

MANGA

笑う大天使(ミカエル)著者:川原泉出版社:白泉社


友達のお母さんが「はいからさんが通る」という漫画を

見せてくれたことがある。





「読んでみな~面白いんだから~」




なんともゆるい、お母さんだった。







当時の私の年齢は、一桁だった。


“はいから”の意味もわからない。



はいから?


おからみたいな名前だなと思いながら読み始めた。




よくわからないところは、多々あった。


よく飛ばしながら読んだものだ。


それでも、読み続けたのは、主人公が強くてかっこよかったから。






《笑う大天使(ミカエル)》の絵は、一瞬、昔の記憶を思い起こさせた。


《はいからさんが通る》を連想させてくれたのだ。


時代、違うけどもね。
少尉やら、軍は、でないけどもね。



ほんの一瞬だけ、懐かしく思ったんだ。








建物の絵とか、人の顔とか


そりゃー、もう!キレイに細かく書いてある。

そんな中で、ときどき…


あ~ぱ~  う~ぱ~    る~ぱ~



・・・。

とりあえず、力の抜けるような絵が出てくるのだ。

個人的には、とっても好き!


主人公は、三人の女の子。



頭脳明晰、昨日まで、庶民でしたが

今日から、お嬢様。

和食が恋しい、女の子。







運動神経抜群な、社長令嬢。

産まれた時から、ぼーっとしてる。女の子。






大衆食堂から一大チェーンへ進化を遂げた、似た者一家。


平凡をおさげで表す、学級委員長の女の子。






彼女たちの学校は、超お嬢様学校だ。

シスターやら、牧師様であふれてらっしゃる。


清い感じなんだ。




もちろん本物のお嬢様たちであふれてらっしゃる。


「オホホ、ウフフ」


なんて、口に手を添えて、お上品なのか、何なのか。


先駆けて、飛沫を抑えているのかな?


…なんて冗談は言えない。





その中で、主人公の三人は、

「あぁ、学校行きたくない…。」

つぶやきながら登校するのだ。







何で、行きたくないかって?




Q,「ウフフ」が言えない?

違う、ちがう。

A,とっても上手に言えるんだよ。







「ウフフ」も「おほほ」もお手の物さ。

ただちょっと、平凡なものが好きなだけ



有名シェフのお手製デザートなんかより、麦チョコがすき。
ティータイムより、焚火しながら焼き魚。
「ウフフ」より、「がはは」って笑いたいだけなんだ。








そんな女の子三人は、建前上、「お嬢様」として

おしとやかに振舞わないといけない。





そんな学校という、環境に、大変な窮屈さを感じている。


そんでもって、この三人は、一人ひとり見事に


猫をかぶって生きているもんだから


お互いの本性を知らずに、ご対面するんだ。


ここにもお嬢様だな、ごきげんよう。

なんて挨拶して、物語は、はじまる。




この漫画の面白いところは、


学園物語のような、学校行事に沿った

《現実にもあるよね?ないかも?という物語》ではないところ。

は?どういう意味だい?って思いましたか?思いましたね。

この漫画では、


主人公三人とも超人的な力を得て、

ディズニーのヒーローみたいに活躍したりするんですよ。

それに、ぬいぐるみと話しをしてみたりもするんです


これは、あれかな?ディズニーの物語の先駆けだったのかなと思いますね。

…今いま、思いついたことばっかり書いていたらダメですね。

すいません。



もう一つ注目していただきたいところは、

主人公たちの背景とか考えていること気持ち

とても丁寧に描いてくれているんですよ。




心あったまるところもあり、

一人笑ってしまうところもあり、

ちょっと涙がもりあがるところもある。

素敵な漫画です。



正直、私は、この漫画の題名みたとき

天使がたくさん飛んでいて、
キラキラしたお目めのお嬢様たちが
天に上るようなお話

…かなとか思っていたんですけど、全く違いました!

コメディーですよ。これは。

さぁ、信じるか信じないかは、あなた次第…。

ウフフ

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